室戸と足摺は、同じ日に回る場所ではありません

掲載先は室戸市から土佐清水市、大月町まで、県の端から端に散っています。地図では近く見えますが、実際は海岸線をなぞる距離です。

東側の背骨は国道55号です。徳島市から室戸岬を経て高知市まで、路線全体の約半分が海岸沿いで、急勾配も急カーブもほとんどありません。四国地方整備局の「道路の走りやすさマップ」で、東洋町から室戸市までは最良のSランクとされています。

信号が少なく、走っていて気持ちのいい道です。ただし同じ区間が台風の常襲地帯でもあります。夏から秋は、山腹崩壊や落石、高波で通行規制がかかることが珍しくありません。

西側は国道56号から321号へ。足摺岬の先端部は県道27号で、道幅の狭いところに観光の車と路線バスが入ってきます。

1日で東西を往復する計画は、たいてい破綻します。どちらかに寄せて組んでください。

UFOラインと四国カルストは、開いている期間を先に見てください

UFOラインは、いの町道の瓶ヶ森線と瓶ヶ森西線です。全長約27km、標高1,300mから1,700mの尾根を走ります。全線舗装ですが1車線で、待避所をつないで進む区間が続きます。

冬期は全面閉鎖されます。2025年度は11月30日12時に閉鎖され、2026年4月12日17時に解除されました。例年はおおむね11月下旬から4月上旬までです。

四国カルスト公園縦断線(県道383号)は、愛媛との県境の尾根を走ります。2025年度は12月5日10時から2026年3月18日11時まで閉鎖でした。

閉鎖中でも天狗高原までは上がれますが、姫鶴平や五段高原へは行けません。「四国カルストに行く」とひと括りにすると、行けたはずの場所を落とします。

どちらも霧が出ます。視界が数メートルになることがあるので、ライブカメラを確認してから上がってください。

横浪黒潮ラインは、19kmだけの元有料道路です

高知県道47号横浪公園線、通称の横浪黒潮ラインです。土佐市の宇佐大橋から須崎市まで約18.8kmで、掲載先のひとつでもあります。

もとは横浪有料道路で、1998年12月に無料開放されました。

横浪半島の尾根を走ります。南に太平洋、北に浦ノ内湾。湾は入口から奥まで約12kmあり、波が横に広がることから横浪三里と呼ばれます。

半島の最高峰でも標高255mほどで、上がってしまえばアップダウンは緩やかです。冬季閉鎖はありません。

19kmと短いので、国道56号で西へ抜ける日の途中に一本挟めます。

高知東部自動車道は無料ですが、125cc以下は入れません

高知東部自動車道は、高知市と安芸市を結ぶ約36kmの道です。高知県は、無料で通行できる自動車専用道路だと説明しています。国道55号の自動車専用道路という位置づけで、高知ICから高知龍馬空港ICまでが高知南国道路、その先が南国安芸道路です。自動車専用道路なので、125cc以下の二輪と原付、軽車両、歩行者は入れません。無料であることと、通れることは別です。

開通しているのは、高知JCTから芸西西ICまでの27.5kmです。2025年3月15日に高知龍馬空港ICから香南のいちICまでの3.5kmが開通して、ここまでつながりました。芸西西ICから安芸西ICまでの8.5kmは、まだ開通していません。原付二種で室戸へ向かうなら、最初から国道55号の現道を走ることになります。

西側も同じです。高知自動車道は須崎東ICから四万十町中央ICまで、四万十町西ICから黒潮拳ノ川ICまでが無料です。国道56号の中村宿毛道路、四万十ICから宿毛和田ICまでも無料です。いずれも自動車専用道路で、125cc以下は入れません。土佐国道事務所は、この区間を夜間通行止めにするときの迂回路として国道56号を案内しています。原付二種の迂回路も、そのまま国道56号です。

通れる元有料道路もあります。横浪黒潮ラインは高知県道47号横浪公園線で、自動車専用道路ではありません。1998年12月に無料開放されてからも、排気量を問わず走れます。足摺方面へ向かう日に一本挟む使い方は、原付二種でも成立します。

つまり高知は、東も西も現道が主役になる県です。高規格道路は無料でつながっていますが、原付二種はその恩恵を受けられません。距離は同じでも、時間は余分にかかります。もともと端から端が遠い県です。排気量の小さいバイクで走るなら、宿を挟む前提で組んでください。

走る季節:全国でいちばん雨が多い県です

気象庁の平年値(1991年から2020年)で、高知県の年降水量は約2,666mmです。47都道府県で最も多い数字になります。

理由は地形です。南から入る湿った空気が四国山地にぶつかって上昇し、山の手前で雨になります。同じ山を挟んだ北側の香川県は約1,150mm。倍以上の差があります。

雨が集中するのは梅雨と台風期です。9月前後は、国道55号の海岸区間に規制がかかることを前提に日程を組んでください。

一方で冬は温暖です。海沿いは通年で走れますが、UFOラインも四国カルストも閉まっています。

冬の高知は、海の県として走ることになります。山を目的にするなら、4月下旬から11月です。

高知県の掲載ツーリング先

Japan Bike Cafeに掲載している高知県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。

吾川郡いの町1

高岡郡梼原町1

四万十市1

室戸市1

須崎市1

長岡郡本山町1

土佐清水市3

幡多郡黒潮町1

幡多郡大月町1

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