ミルクロードは、外輪山の尾根を45km
県道339号から12号、45号へとつなぐ約45kmの道が、通称・ミルクロードです。もともとは沿線の牧場が牛乳を運ぶための農道でした。
外輪山の稜線を走るので、さえぎるものがありません。緩いカーブとアップダウンが続き、正面に阿蘇五岳が入ります。大観峰もこの道の途中です。
東端はやまなみハイウェイにつながります。大分から入ってそのまま阿蘇へ抜けられるので、九州を広く走るときの基幹ルートになります。
菊池側から上がる県道45号は、菊池阿蘇スカイラインと呼ばれます。菊池渓谷のあたりは標高500〜800mで、木々のトンネルを抜けていきます。
天草へ渡る陸路は、橋一本だけです
天草へ車両で渡る道は、国道266号の天草五橋しかありません。三角側から上島まで、5本の橋が約17.4km続く区間で、天草パールラインと呼ばれます。
もとが有料道路だったこともあり、整備状態は良いとされています。ただし観光道路と生活道路を兼ねていて交通量が多く、休日は渋滞します。時間帯をずらして渡ってください。
下島へは、走りを取るなら上島中央広域農道(オレンジライン)、景色を取るなら北岸の国道324号、という分かれ方になります。
2〜3月の野焼き、冬の凍結、火口の規制
阿蘇の野焼きは、2月から3月にかけて日曜を中心に行われます。地区ごとに日が決まり、雨なら次の日曜へ順次延期されます。順延した日も、同じように規制がかかります。
実施日は、阿蘇市内の道路が時間帯全面通行止めになります。過去の阿蘇市の告知では、北外輪山大津線・天ヶ瀬阿蘇線・阿蘇公園菊池線が午前10時から午後3時、やまなみハイウェイと阿蘇パノラマラインが午前9時から午後3時、国道212号の一部が午前10時から正午。時間も日程も年によって変わるので、その年の告知で確認してください。南小国西部地区農免農道(マゼノミステリーロード)のように、冬季と野焼き期間を通して終日通行止めになる道もあります。
つまり2月から3月の日曜に阿蘇の高原ルートを組むと、午前中から午後3時までが丸ごと使えなくなる可能性があります。九州を回る行程の途中に阿蘇を挟む場合、ここが一番崩れやすい日です。
冬は凍結です。九州地方整備局と福岡管区気象台は、大雪のときに高速道路と並行する国道を同時に通行止めにする場合がある、としています。阿蘇へ入る道はどれも標高を上げるので、代わりの道があるつもりで組まないほうが安全です。ノーマルタイヤでの冬道走行は刑罰の対象になります。
中岳の火口へ上がる阿蘇山公園道路は、パノラマラインとは別の有料道路です。通行時間が決まっていて(夏季の3月20日〜10月31日は8時30分〜18時)、噴火警戒レベルや火山ガス、濃霧の状況によって閉門・立入規制がかかります。規制は当日の朝に決まることもあり、ぜんそくや気管支・心臓に疾患のある方の火口見学は禁止されています。
パノラマラインで草千里までは、火口が規制されていても上がれます。数か月先の計画で火口見学を前提にせず、草千里までを予定にしておくと崩れません。当日の状況は阿蘇火山防災会議協議会の「阿蘇火山火口規制情報」で確認してください。
南阿蘇へは三つ、五木へは二つの入り方
2016年の熊本地震で、南阿蘇へ入る道は一度すべて途切れました。いまは村道の長陽大橋ルートが2017年、県道28号の俵山トンネルルートが2019年、国道325号の新阿蘇大橋が2021年3月に復旧し、国道57号にも北側復旧ルートができています。俵山峠展望所や道の駅あそ望の郷くぎのは、このルート上です。
五木村へは、人吉側から川辺川沿いに国道445号を上がるのが素直な入り方です。北の美里町から二本杉峠を越える区間も同じ445号ですが、こちらは離合の難しい狭路が続き、峠の標高は1,100mあります。大雨のあとに通行止めになることも多い道です。
掲載しているツーリング先は、阿蘇・菊池・山鹿と、天草、球磨・芦北に分かれています。九州自動車道と南九州自動車道、九州中央自動車道で距離を稼いで、走りたい区間だけ降りてください。
国道57号北側復旧道路は無料ですが、125cc以下は入れません
熊本地震で寸断された国道57号は、2020年10月3日に二つのルートで復旧しました。ひとつが現道、もうひとつが北側復旧道路です。大津町から阿蘇市赤水までの約13kmで、二重峠トンネルは3,659mあります。熊本河川国道事務所は、開通のお知らせでこの区間を無料で通行できる自動車専用道路と書いています。125cc以下の二輪車と自転車・歩行者は通行できない、とも明記されています。
代わりの道は二つあります。同じ日に開通した国道57号の現道と、ミルクロードです。事務所の資料では、所要時間は北側復旧道路が約10分、現道が約24分です。地震後にミルクロードへ迂回していたときは約43分でした。原付二種は、この10分を選べません。もっとも阿蘇へ上がる道としては、ミルクロードのほうが走って面白い道です。
熊本市内にも一本あります。熊本西環状道路は、南区砂原町と北区下硯川町を結ぶ約12kmの道です。熊本市は、六か所のICから出入りする自動車専用道路だと説明しています。2025年10月19日に池上熊本駅ICから花園ICまでの4.6kmが無料で開通しました。125cc以下は入れないので、市の西側を抜けるなら国道3号を走ることになります。
天草は、渡ってからが本題です。熊本県道路公社は、松島有料道路を延長3.3kmの自動車専用道路だと説明しています。続く松島有明道路も自動車専用道路で、こちらは無料です。公社の車種区分は、軽自動車等の欄に「二輪自動車 排気量125cc超」とあるだけで、125cc以下の区分がありません。区分がないということは、通れないということです。天草五橋そのものは国道266号なので原付二種でも渡れます。松島の中心街を通る国道266号・324号の現道に回ってください。
熊本県の掲載ツーリング先
Japan Bike Cafeに掲載している熊本県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。
阿蘇郡高森町1
- 黒柴コーヒーカフェ
阿蘇郡小国町1
阿蘇郡西原村1
- 珈琲館 花いちもんめカフェ
阿蘇郡南阿蘇村3
阿蘇市4
- サンノポタリー(器と珈琲焙煎所)カフェ
- 大観峰絶景
- Pig fluke Cafeカフェ
- 美原そば
葦北郡芦北町1
球磨郡五木村2
- キナイカフェ洋食
- 道の駅 子守唄の里五木道の駅
山鹿市3
- 喫茶 チロリカフェ
- ひらやまpizzaピザ
- Bel Endroitカフェ
上天草市1
- 道の駅 上天草さんぱーる道の駅
天草市4
- 道の駅 天草市イルカセンター道の駅
- 妙見浦絶景
- 大江教会絶景
- QIBIRU 〜 to 〜キビルトゥカフェ