東京湾アクアライン・館山道・九十九里有料道路は、125cc以下が入れません
房総半島の南部へ速く向かう道は、アクアライン、館山道、富津館山道路、圏央道です。NEXCO東日本は、高速道路と自動車専用道路を125cc以下の二輪車と原付は通れないと案内しています。無料の区間でも同じです。一般道だけなら、国道16号で木更津まで下り、国道127号で内房の海沿いを南へ進みます。
神奈川側から125cc以下で渡るなら、東京湾フェリーの久里浜〜金谷航路が使えます。所要は約40分で、予約は要りません。二輪は車より先に乗せるため、出港の30分前までに着くよう案内されています。積めるオートバイは約24台です。混雑時や海が荒れたときは、台数が制限されます。
アクアラインの二輪の料金は、軽自動車等の区分です。ETCを使うと640円、ETCがないと2,510円かかります。ただし土日祝の木更津から川崎方面は、時間帯で料金が変わります。13時から19時までは1,280円です。国土交通省と千葉県は、令和8年度もこの料金で社会実験を続けるとしています。房総からの帰りと重なる時間帯なので、戻りの時刻は料金も見て決めてください。
九十九里有料道路は、九十九里浜に沿って一宮町から九十九里町片貝まで続く17.2kmの道です。千葉県道路公社は、125cc以下のバイク、自転車、歩行者は通行できないとしています。二輪車の料金は220円です。料金を集めるのは6時から22時まで、7月と8月は5時から23時までです。
日本二輪車普及安全協会の二輪車通行規制区間情報も、この道を125cc以下と原付の終日通行止めとして載せています。千葉県でほかに載っているのは、白井市から印西市の国道464号バイパスだけです。こちらは原付が終日通れません。どちらも房総半島の南部からは離れています。
鋸山登山自動車道は、二輪車が通れません
富津市の金谷は、東京湾フェリーが着く港町です。掲載している富津市の1件は、金谷港から車で3分ほどの場所にあります。富津館山道路の富津金谷ICからは、5分ほどです。
港の南にそびえる鋸山は、標高約329mです。山頂近くまでは、鋸山登山自動車道という有料道路が上がっています。千葉県の観光サイト「ちば観光ナビ」と地元の金谷ステーションは、この道を二輪車は通行できないと案内しています。排気量による区別はなく、二輪車はすべて対象です。
バイクで日本寺へ上がるなら、鋸山観光道路を使います。登山自動車道の入口から、少し保田側に入口があります。ちば観光ナビによれば通行料はかからず、終点は日本寺の東口管理所に近い駐車場です。二輪の規制は案内されておらず、バイクで上がった人の記録もあります。
金谷と保田のあいだの国道127号は、2026年9月の台風25号で斜面が崩れました。元名区間の約1.5kmは、9月21日から通行止めです。関東地方整備局は9月23日、復旧に時間を要する見込みだとしています。
代わりに、並行する富津館山道路の富津竹岡IC〜鋸南保田ICが無料になっています。ただし自動車専用道路なので、125cc以下はこの代替路を使えません。金谷と保田を行き来するなら、出発前に千葉国道事務所の道路情報を確認してください。
長狭街道(県道34号)で、内房の保田から外房の鴨川へ抜けられます
長狭街道は、鋸南町保田から鴨川市までの県道34号の通称です。長さは約27kmで、房総半島を東西に横断します。途中で富津市も通ります。千葉県安房土木事務所は、館山道の全線開通で鋸南保田ICからの利用が増えた道だとしています。東京からの高速バスも走っています。
掲載先のうち2件が、この道の沿線です。鴨川市の1件は、大山千枚田に近い平塚交差点のそばにあります。鋸南町の1件は、長狭街道から人骨山の方へ2kmほど入った場所です。
鴨川市によれば、大山千枚田は鋸南保田ICから鴨川方面へ約14kmです。案内板のあるバス停で曲がり、1.4kmほど上がります。棚田は24時間見ることができます。
この道も、2026年9月の台風25号で被災しました。千葉県が9月24日に公表した通行止め箇所には、長狭街道の鋸南町保田と市井原が入っています。保田側から入るなら、県の通行止め情報を確かめてから出てください。
房総スカイラインと鴨川有料道路は、2019年から無料の一般道です
房総スカイラインは、君津市西粟倉から片倉までの約10kmです。鴨川有料道路は、君津市笹から鴨川市打墨までの約5kmです。どちらも千葉県道路公社の有料道路でしたが、2019年4月21日に料金徴収期間が満了して無料になりました。管理も千葉県に移っています。房総スカイラインは、2013年2月から先に無料通行措置がとられていました。
どちらも自動車専用道路ではありません。有料だったころの鴨川有料道路には、125cc以下の原付を含む軽車両等の料金区分がありました。排気量を問わず走れる道です。内房と外房をつなぐ近道として使われてきました。
君津市の2件は、この道筋にあります。1件は亀山湖の北で、国道465号から森の中へ入った場所です。もう1件は笹川湖のほとりの県道24号沿いで、旧鴨川有料道路の起点の近くです。大多喜町の1件は、さらに東の県道172号から入ったキャンプ場の中にあります。
千葉県が9月24日に公表した台風25号の通行止め箇所には、県道24号の君津市笹も入っていました。山あいの県道は、法面の崩落で止まることがあります。雨のあとは特に、出発前に県の情報を確認してください。
房総フラワーラインは、冬のうちから菜の花が咲く海沿いの道です
房総フラワーラインは、館山市の下町交差点から南房総市和田町までの約46kmの道の愛称です。国道410号や県道257号などをつないで、半島の南端の海沿いを走ります。伊戸から相浜までの約6kmは、1986年に「日本の道百選」に選ばれました。
ちば観光ナビによれば、菜の花の時期は1月下旬から2月下旬です。夏はマリーゴールドが沿道を彩ります。平砂浦海岸沿いには、冬の強い南西風を防ぐクロマツ林が続きます。空気の澄んだ日には、富士山や伊豆大島が見えます。
館山市の2件は、この沿線です。1件は洲埼灯台に近い洲崎、もう1件は布良漁港の前にあります。漁港の集落に入ると、道幅が急に狭くなります。車がすれ違えない路地もあるので、カーナビ任せで路地へ入らないようにしてください。
千葉県の最高峰は、南房総市の愛宕山で標高408.2mです。県内に500mを超える山はありません。
それでも冬の朝は、海沿いと山あいで差が出ます。気象庁の平年値では、1月の日最低気温は館山で1.2℃、君津市の山あいの坂畑で-1.7℃です。内陸の道では、日の当たらないカーブや橋の上が朝のうちは凍っていることがあります。
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