大山環状道路は、通れる日を確かめてから向かってください
大山の中腹を標高800m付近でぐるりと一周する道です。県道158号、45号、44号、34号、30号をつないで一周およそ64km。途中に六つの峠があり、いちばん標高が高いのが鍵掛峠です。展望台に上がらなくても大山の南壁が正面に見える峠で、ここが掲載しているツーリング先のひとつです。
この道は季節以外の理由でも止まります。桝水高原と鍵掛峠の間は雪崩の被害で長く通行止めになり、解除されたのは2025年7月30日でした。冬季閉鎖とは別に、こうした復旧待ちが起きる道だと考えておいてください。
雨でも閉まります。鳥取県は、大内観測局で時間雨量20mmまたは連続60mmに達した場合に規制する基準を公表しています。降っている日に向かうなら、着いてから引き返す可能性があります。
西伯郡伯耆町の大山まきばみるくの里も、この一帯の掲載先です。南東へ抜ければ岡山県の蒜山大山スカイラインにつながりますが、あちらは例年12月から3月まで閉まります。
鳥取自動車道は無料で、2kmだけ原付が通れます
佐用JCTから鳥取ICまで62.3km、2013年3月に全線開通した鳥取自動車道です。暫定2車線ですが、鳥取ICから佐用平福ICまでは通行料がかかりません。大阪方面から鳥取へ入る、いちばん安い道です。
この道には妙な区間があります。岡山県境の志戸坂トンネルを挟む約2kmだけ、自動車専用道路ではなく一般道路の扱いです。駒帰交差点には「ここから2kmの間一般道 走行注意 原付・自転車通行あり」と出ています。
つまり原付でも県境を越えられます。ただし対面通行で、中央分離帯もガードもありません。自動車道の速度のまま入ってくる車があるので、流れの違いを承知の上で入ってください。
冬は事情が変わります。大雪で前後の自動車道が通行止めになるとき、智頭町によれば志戸坂トンネル区間も同時に閉じられ、一般道からも越境できなくなります。八頭郡智頭町の掲載先へは、この道が入口です。
無料の山陰自動車道と山陰近畿自動車道は、125cc以下が入れません
掲載しているツーリング先13件のうち、7件が鳥取市に集まっています。県内の山陰自動車道は無料で、鳥取西から青谷までは2019年5月12日に開通しました。市街から西へ抜けるのが速くなっています。
東へは山陰近畿自動車道です。2023年3月に駟馳山バイパスと東浜居組道路が開通し、兵庫県境側へのアクセスが変わりました。岩美郡岩美町の浦富海岸は、この方面の掲載先です。
中部は北条湯原道路が担います。全線は鳥取県北栄町から岡山県真庭市までの計画で、現在は北栄ICから倉吉南ICまでが開通しています。東伯郡湯梨浜町の掲載先2件は、このあたりです。
いずれも自動車専用道路なので、125cc以下は乗れません。原付二種で東西に移動するなら、国道9号を走ることになります。
走る季節:積雪は、鳥取市の市街地でも降ります
山陰の雪といっても、鳥取の量は別格です。2026年2月8日、大山町大山では積雪238cmを観測しました。同じ日、八頭郡智頭町で67cm、鳥取市の市街地でも52cmです。
つまり、高いところだけの話ではありません。市街地に50cmが積もる県だという前提で、12月から3月の予定は組んでください。
確認先は鳥取県の「とりネット」です。災害や異常気象による通行規制と、工事を含む規制情報が、それぞれ一覧で出ています。大山周辺は日野県土整備局の情報が細かいので、環状道路へ向かうならそちらも見てください。
裏を返せば、雪が引いたあとの大山環状道路は季節が限られます。桝水高原から鍵掛峠まで抜けられる時期は、それ自体が貴重です。
鳥取県の掲載ツーリング先
Japan Bike Cafeに掲載している鳥取県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。