能登の道は戻りました。ただし完成形ではありません
令和6年能登半島地震と、同じ年9月の奥能登豪雨で、能登へのアクセスは一度断たれました。のと里山海道は発災直後に全線通行止めとなりました。2024年3月に能登方面の通行が確保され、同年9月に全区間で対面通行に戻っています。
外浦の国道249号は、輪島市門前町から珠洲市までが2024年12月27日に全線で通行可能となりました。ただしこの時点では、一部区間で迂回路の活用や限定的な通行を含みます。あくまで「通行確保」です。千枚田地区のように、隆起して陸地になった場所に別ルートを設けた区間もあります。
国土交通省は、令和7年度末の時点で国道・県道の通行止めが8箇所と整理しています。奥能登豪雨の直後には54箇所ありましたから、そこからは大きく減りました。一方で国道249号沿岸部と能越自動車道の本復旧目標は令和11年春と示されており、工事は続きます。
石川県は県道38号(輪島浦上線)の下山町〜上山町を名指ししています。大雨のときに通行止めとなる可能性が特に高い箇所です。走る日の朝に雨が降っていたら、この一本は当てにしないでください。
通行止めの一次情報は石川県の「石川みち情報ネット」です。県は奥能登2市2町の「通れるマップ」も更新しており、直近は令和8年3月25日時点のものが出ています。通行できる区間でも落石の危険が高い場所がある、と県自身が書いています。路肩と法面から距離をとって走ってください。
千里浜なぎさドライブウェイは、走れない日が増えています
羽咋市から宝達志水町へ約8km、波打ち際を走れる砂浜です。バイクでも走れます。ただし「行けば走れる道」ではなくなってきました。
石川県への取材によると、2025年に全線または一部が通行止めとなった日数は計198日。過去最多です。内訳は全線通行止めが96日、一部通行止めが102日です。2026年も5月末の時点で100日を超えました。最多を更新するペースだと報じられています。原因は砂浜の浸食と高波です。特に南側の宝達志水町今浜地区で規制が多くなっています。
規制は西寄りの風で走行路まで波が寄せると出ます。可否は石川県の交通規制情報で確認でき、のと里山海道本線と入口の電光掲示板にも表示があります。「一部通行可」は柳瀬口または千里浜ICから千里浜レストハウスまでの区間です。
走れる日でも、走っていい場所は限られます。安全なのは、海水を含んで茶色く締まった線だけです。白く乾いた砂は見た目より深く、入ればスタックします。逆に波打ち際ギリギリも、急に砂が緩んでハンドルを取られます。速度は30km/h程度が目安です。
そして砂浜です。停めるときはサイドスタンドが沈みます。当て板を一枚持っていくかどうかで、写真を撮る余裕がまるで変わります。走ったあとは道の駅のと千里浜のタイヤシャワーが無料で使えます。塩を含んだ砂が落とせます。帰る前に必ず寄ってください。
白山白川郷ホワイトロードは、二輪車が通行できません
白山市と岐阜県白川村を結ぶ33.3kmの山岳道路で、石川県側の絶景ルートとして必ず名前が挙がります。しかし公式サイトが明記しているとおり、二輪車は通行できません。サイドカー付きも同じ扱いです。
理由は車両の安全確保とされています。三輪のトライクは道路交通法上の普通自動車にあたるので通行でき、料金も普通自動車料金です。つまり二輪だけが入れません。知らずに中宮料金所まで上がると、そこから引き返すことになります。
参考までに、2026年の有料区間は6月12日から11月10日までの予定です。片道の普通車料金は1,700円。冬期は毎年閉鎖され、開通は例年6月上旬から中旬になります。
ではバイクで金沢から白川郷へ抜けるにはどうするか。現実的には二つです。北陸自動車道から東海北陸自動車道に回るか、国道156号で庄川沿いに南下するか。156号は五箇山を経て白川郷に入る道で、こちらは二輪も走れます。
白山側を走りたいなら、白山市の国道157号や360号沿いの山あいへ振るという手もあります。ホワイトロードの代わりにはなりません。それでも、加賀から山へ入る組み立てはできます。
走る季節:加賀は通年、能登は風、山は冬に閉じます
石川は南北に細長い県です。加賀と能登で、走れる条件がかなり違います。加賀側の平地は積雪こそあれ、通年で走れる日が多くあります。小松や加賀市の海側は、冬でも路面が出ていることがあります。
能登は風です。冬型が強まると日本海側は荒れます。千里浜は前述のとおり止まります。外浦の海沿いは景色が最も良い区間です。その代わり、波と風をまともに受けます。志賀町の巌門や珠洲の見附島のような岬・海岸の絶景は、穏やかな日を選んでください。見えるものが変わります。
山側は冬に閉じます。ホワイトロードは11月上旬に閉鎖され、翌年6月中旬まで開きません。白山麓は標高があります。平地が晴れていても、山は別物です。
季節でいえば、能登は春から秋が本番です。奥能登は珠洲・輪島・能登町と回ると距離が伸びます。そのうえ復旧工事の片側交互通行で、時間が読みにくくなります。私なら、日の長い時期に余裕をもった行程を組みます。
掲載しているお店は、奥能登(能登町・珠洲市・輪島市)と、加賀・小松、羽咋・志賀の海沿いに分かれています。金沢を挟んで南北どちらに振るかで、その日の性格がまるで変わる県です。
石川県の掲載ツーリング先
Japan Bike Cafeに掲載している石川県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。
羽咋市3
- やま乃定食
- Forest Caféカフェ
- 道の駅 のと千里浜道の駅
河北郡内灘町2
- cafe de MARUカフェ
- iWAFFLE cafe 内灘店カフェ
鳳珠郡能登町4
- マルガージェラート 能登本店スイーツ
- Noto Pain Caféカフェ
- 夢一輪館そば
- ケロンの小さな村ピザ
輪島市2
- 道の駅 千枚田ポケットパーク道の駅
- Cafe Ginjiroカフェ