県内で一番冷えるのは、南の深山ではなく北の高原です

平年値(1991〜2020年)で県内の観測地点を並べます。最も低いのは針の12.4℃です。以下、大宇陀13.2℃、上北山13.5℃、風屋14.0℃、五條14.5℃、奈良15.7℃と続きます。

奈良市の資料も、大和高原地区の針観測所は奈良盆地地区より年間を通して約3℃低いとしています。南部の山地より、北東部の高原のほうが冷えるということです。

道の駅 針テラスは、その大和高原の上、名阪国道の針ICにあります。掲載スポットのなかで最も標高の高い平地です。

曽爾高原へは針ICから国道369号と県道81号でおよそ30kmです。高原は標高約700m、背後の亀山が849m、倶留尊山が1,038mになります。

冬に針や曽爾へ向かうなら、奈良市の予報ではなく現地の予報で装備を決めてください。同じ日でも、朝の路面の状態が変わります。

名阪国道は無料ですが、125cc以下は入れません

名阪国道は国道25号のバイパスで、亀山ICから天理ICまで73.3kmです。1965年の開通以来、全線が無料の自動車専用道路として使われています。

全区間が片側2車線ですが、125cc以下の二輪車は通行できません。原付や小型二輪で奈良と三重を往復するなら、別の道を組む必要があります。

福住ICから天理東ICの間にΩカーブがあります。最小曲線半径150m、最大勾配6%、設計速度60km/hで、道路構造令の限界値にあたります。

制限速度は区間により60km/hまたは70km/hです。両端で接続する西名阪道と東名阪道は80km/hですので、実際の走行速度に差が生まれます。

この区間の高低差はおよそ400mで、霧も出ます。針テラスはそのΩカーブの高い側の入口にあたりますので、下りに入る前の休憩に向きます。

生駒の稜線は、二輪が入れない道の集まりです

信貴生駒スカイラインは生駒山と信貴山の尾根を結ぶ全長20.9kmの有料道路です。かつては通行できました。1980年代に事故が多発したため、現在は二輪車が全面通行禁止です。

規制はこの一本だけではありません。都道府県警察が提供する二輪車通行規制区間には、生駒山自動車道山上線と宝山寺自動車道も載ります。暗峠を経る生駒山脈縦走自動車道の奈良県側も同じで、いずれも終日規制です。

県道枚方大和郡山線の高山町の区間は、7月1日から8月31日までが終日規制です。それ以外の時期は土曜・日曜・休日が対象になります。同線の別区間は終日規制です。

針の北では、県道月瀬針線の奈良市邑地町から山添村桐山までが終日規制です。月ヶ瀬方面へ抜けるルートの選択肢が減ります。地図の最短経路をそのまま使わないでください。

明日香村では、県道桜井明日香吉野線の石舞台前から奥山交差点までが日曜と休日に終日規制されます。飛鳥をバイクで回るなら平日のほうが素直です。

南部は雨が多く、掲載スポットは四か所に分かれます

掲載5件は奈良市1件、宇陀郡曽爾村1件、吉野郡上北山村1件、吉野郡十津川村2件です。北の高原、東の曽爾、南の大台ヶ原、南西の十津川に分かれます。

南部は雨の量が違います。上北山の年降水量は2,909.3mm、風屋は2,538.2mmです。奈良の1,365.1mmの2倍前後になります。

上北山村の1件へ向かう大台ヶ原ドライブウェイは、県道40号大台ヶ原公園川上線です。国道169号から約20kmで、無料、マイカー規制もありません。終点の駐車場は標高およそ1,570mです。

奈良県は令和7年12月1日15時から令和8年4月20日15時までを冬期通行止めとしました。例年は11月下旬から4月下旬までです。シーズン中も雨量規制で止まりますので、当日の状況を確認してから向かってください。

十津川村の2件へは国道168号です。五條新宮道路として改良が進んでいます。十津川村の七色高架橋は約1.7kmあり、山岳部の連続高架橋としては国内最大規模です。2024年3月には五條市の阪本工区が開通しました。

奈良県の掲載ツーリング先

Japan Bike Cafeに掲載している奈良県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。

宇陀郡曽爾村1

吉野郡上北山村1

奈良市1

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