立山黒部アルペンルートに、バイクでは入れません
富山側の入口は立山駅です。そこから先、桂台から室堂までの立山有料道路は、自然環境保全のためマイカーの乗り入れが禁止されています。通れるのは路線バスや貸切バスなどに限られます。二輪も四輪も同じで、例外はありません。
延長14.4km、桂台の標高663mから室堂の2,450mまで。標高差約1,800mを一気に上がる道です。走れないのは残念ですが、そういう道だと割り切るしかありません。
バイクは立山駅前に置きます。県営千寿ケ原駐車場は令和5年度に拡張され、二輪車専用エリアが新設されました。ここに停めて、ケーブルカーと高原バスで室堂へ上がる形になります。
一方で称名滝は自走で近づけます。称名平駐車場までは車両で行けます。立山の山体をバイクで味わいたいなら、こちらです。立山町にはドライブインや喫茶が点在しています。上がらずに麓を流す一日も、十分に成立します。
紅葉は標高差の分だけ長く楽しめます。9月中旬から下旬に室堂周辺、10月上旬に弥陀ヶ原。10月下旬に美女平と称名滝へ降りてきます。麓を走る側にとっては、10月下旬が狙い目です。
有峰林道は、二輪600円で走れる93kmです
富山市の亀谷から有峰湖を経て折立へ、また岐阜県飛騨市側の東谷から有峰ダムへ。県が管理する総延長約93kmの有料林道です。通行料は1車両1回につき、小型車2,700円。自動二輪等は600円です。この差だけでも走る理由になります。
供用は例年6月上旬から11月中旬まで。2026年は6月1日から始まりました。ただし小口川線だけは別で、例年7月1日を目途に開きます。料金所ではクレジットカードも電子マネーも使えません。現金を用意してください。
時間の制約が厳しい道です。20時から翌6時まで、富山県公安委員会の規制で通行が禁止されています。これは「20時までにゲートを入ればいい」ではありません。20時を過ぎて林道内にいてはいけない、という規制です。そのため、目的地ごとに連絡所を通過できる最終時刻が決まっています。亀谷から有峰ハウスなら19時30分まで、折立キャンプ場なら19時20分までです。
全線舗装です。ただし管理者自身が、急カーブ、落石、路面の凹凸、段差が多いと注意を出しています。工事車両も通ります。舗装林道であって、観光道路の路面ではないと思っておいたほうがいいでしょう。雨量規制もあります。有峰ダム付近で時間雨量30mm、または24時間雨量80mmを超えると通行止めです。
抜け道として使う場合は方向に注意してください。東谷連絡所は岐阜県飛騨市側につながり、富山と岐阜の連絡路になります。一方で大多和線は県境が通行止めです。大多和峠から国道41号へは抜けられません。東岸線も閉鎖中で、有峰湖を一周することはできません。
五箇山と国道156号は、白川郷より静かです
南砺市の五箇山には、世界遺産に登録された相倉と菅沼、二つの合掌造り集落があります。同じ登録でも、白川郷ほど混みません。走る側にとっては大きな違いです。
軸になるのは国道156号です。庄川沿いを行くこの区間は、飛越峡合掌ラインと呼ばれます。渓谷とダム湖が続きます。岐阜県境の付近では、川を渡るたびに県をまたぎます。東海北陸自動車道の五箇山ICが集落のすぐそばにあります。高速で詰めて下道に降りる組み立てがしやすい場所です。
五箇山ICから菅沼集落までは1分ほど、相倉集落までは20分ほどです。相倉は国道304号に入って12kmほど。第一駐車場のバイク料金は300円でした。菅沼は展望広場駐車場に集約されました。こちらは保存協力金という形で徴収されます。
南砺市側から高岡・氷見へ抜けるなら、北上して砺波平野に降ります。逆に岐阜へ向かうなら156号をそのまま白川郷へ。石川県側から来た場合、ホワイトロードは二輪が入れません。この156号が実質の連絡路です。
豪雪地帯なので冬は避けてください。春から秋、とくに新緑と紅葉の時期に価値が出る区間です。
海側は、立山連峰が見える日を狙う価値があります
高岡市の雨晴海岸は、富山湾越しに3,000m級の立山連峰を望む場所です。海のすぐ向こうに雪の壁が立ちます。この構図は、日本でもここだけに近いものです。
ただし見える日を選びます。空気が澄む必要があります。確率が高いのは晩秋から早春、それも冷え込んだ朝です。夏場は霞んで稜線が消えることが珍しくありません。走ること自体は通年できます。ただしこの景色が目的なら、日を選んでください。
氷見から高岡にかけては国道415号や海沿いの県道が使えます。道の駅雨晴を起点に、短い距離で回れます。掲載しているお店も高岡市と氷見市に固まっているので、半日で組みやすいエリアです。
富山の地形は、平野の縁からいきなり山が立ち上がる形です。富山市街から立山町へ、あるいは南砺の山へ。どちらも30分から1時間で標高帯が変わります。同じ日に海と山を見るのが現実的にできる県です。
冬は平地でも積雪します。北陸道は大雪時に予防的な通行止めの対象になります。山側の林道は、そもそも閉じています。12月から3月は、走る前提を組み直したほうがいい季節です。
富山県の掲載ツーリング先
Japan Bike Cafeに掲載している富山県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。
高岡市3
- 道の駅 雨晴道の駅
- 雨晴ベイサイドカフェカフェ
- Wave Lunch洋食
中新川郡立山町2
- ドライブイン剱定食
- GROOVY CAFÉカフェ
南砺市2
氷見市1
- café風楽里カフェ
富山市2
- KAKI's caféカフェ
- 山香ラーメン