指宿スカイラインは、谷山から南が本番です

薩摩半島を南北に貫く有料道路です。全長は50kmほどありますが、走って面白いのは谷山インターから南の区間だと思います。

尾根の上をなぞる道で、信号がありません。ゆるいカーブとストレートが続いて、右手に錦江湾と桜島が入ってきます。須々原展望台からの眺めが、この道のわかりやすい一枚です。

料金は区間で分かれています。鹿児島インターから山田インターまでは24時間の徴収で、軽自動車等が210円。ETCが使えるのは山田料金所だけです。谷山インターから頴娃インターまでの区間は、道路公社の公表で徴収時間が午前7時から午後7時までとなっています。

冬季閉鎖はありません。ただ過去には土砂崩れで長期間止まった区間があります。大雨のあとは、規制情報を見てから向かってください。

指宿スカイラインは、谷山ICから南しか125cc以下が走れません

指宿スカイラインは、区間によって125cc以下の扱いが変わります。鹿児島県道路公社の料金表には「軽車両等」という区分があります。50cc以下の原付、125cc以下の原付二種、自転車がここに入ります。ただし、この区分が使えるのは谷山ICから頴娃ICまでだけです。公社のよくある質問にも同じことが書かれています。人や自転車が通れるのは、谷山IC〜頴娃IC区間のみです。

北側は自動車専用道路です。鹿児島ICから山田ICまでは片側2車線で整備されています。125cc以下の二輪と原付、軽車両、歩行者は入れません。二輪車通行規制区間情報にも載っています。日本二輪車普及安全協会が、各県警の提供を受けて公開しているものです。県道17号(指宿鹿児島インター線)の鹿児島市上福元町から山田町までが、125cc以下の二輪車と原付の終日通行止めです。

谷山ICで気をつけたいのは、接続する県道のほうです。県道219号(玉取迫鹿児島港線)も同じ情報に載っています。鹿児島市和田の湯穴口交差点から上福元町まで、125cc以下と原付は終日通行止めです。有料のスカイラインは通れて、つながる無料の県道が通れません。県道20号(鹿児島加世田線)は規制区間に載っていないので、125ccで谷山ICを使うなら、そちら側から入ることになります。

南側は原付二種でも走れます。錫山から川辺、知覧を経て頴娃へ抜ける区間です。谷山IC〜頴娃IC間の料金徴収時間は、午前7時から午後7時まで。支払いは現金のみです。鹿児島市街から南へ向かう日は、いったん国道225号で谷山まで下りて、そこから上がる形になります。

県内にはもう一か所あります。姶良市加治木町の国道10号、木田から反土までの区間です。規制対象はミニカーと125cc以下の普通自動二輪車、原付で、規制時間は終日です。霧島から国道10号で鹿児島市方面へ流す日は、この区間を外して組んでください。

桜島は、風向きを見てから走る山です

桜島を回る道は全線舗装で、整備もされています。北部から内陸は2車線の快走区間です。それでも、景色より先に路面の話になります。

降灰のあとの路面は、はっきり滑ります。走った人からは、噴いていない日でも灰や砂が浮き気味だという声が出ています。コーナーはすべて慎重に、くらいで合っています。

体感の話だけではありません。国道を管理する国土交通省は、粒の大きい灰や火山れきが積もってスリップの恐れがある場合に通行規制をかける、という基準を持っています。内閣府の資料では、降灰の厚さが2cmを超えるとスリップが起きるとされています。雨と重なると泥状の灰になり、視界も落ちます。

やることは単純です。出発前に、気象庁の降灰予報を見てください。3時間ごとの風向きから、灰が流れる範囲が出ています。風が桜島からこちらに向いている日は、順番を入れ替えたほうが気持ちよく走れます。

走る季節:台風の9月と、霧島の冬

気象庁の統計で、台風の中心が九州南部の観測所から300km以内に入った回数を1996年からの30年で数えると、110個ありました。年に3.7個です。そのうち72%が7月から9月に入っていて、9月だけで32%を占めます。

裏を返せば、それ以外の月は動きやすいということです。平地は冬でも走れる日が多く、指宿や大隅の海沿いは真冬でも凍結を気にせず流せます。

山は別です。霧島連山は韓国岳の1,700mを最高峰に、えびの高原で標高1,200mあります。霧島新燃荘から高千穂河原へ抜ける県道104号は、天候によって積雪や凍結でチェーン規制になることが多いと、霧島市観光協会が案内しています。

火山の規制も続いています。えびの高原の硫黄山まわりでは、宮崎県道1号が土日の昼間だけ暫定開放される形になっていますが、通れるのは屋根付きの自動車だけで、バイクは通行不可とえびの市が明記しています。

鹿児島県道1号のほうは通行できます。えびの高原へ上がるなら、霧島側から入る形になります。火山の状況で変わるので、その時点の告知を先に確認してください。

湾は船で横切る。高速は付け根を通る

錦江湾には3つの航路があります。鹿児島港と桜島港を結ぶ桜島フェリーは所要が約15分で、平日94便、土日祝は104便。24時間動いています。鴨池と垂水を結ぶ航路は約50分で、概ね1時間に1便です。

薩摩半島の山川と大隅半島の根占を結ぶフェリーなんきゅうも約50分ですが、こちらは3月から10月と11月から2月で時刻表が変わります。冬に組み込むなら、先に確認してください。

本土最南端の佐多岬へ向かう佐多岬ロードパークは、有料道路だった時代が終わり、いまは無料で走れます。全長9kmほど、おおむね2車線ですが、岩崎トンネルだけは1車線で対向車を待つことになります。終点の駐車場から展望台までは徒歩800m。サルやイノシシが出ます。

高速は九州自動車道と東九州自動車道が県の付け根を通ります。掲載しているツーリング先は霧島市、指宿市、南九州市、南さつま市、そして大隅の南端に分かれているので、フェリーの時刻から逆算して組むと無理がありません。

鹿児島県の掲載ツーリング先

Japan Bike Cafeに掲載している鹿児島県のツーリング先です。駐車場とアクセス路の路面、ライダー向けのコメントは、ディレクトリの検索結果でご覧いただけます。

肝属郡肝付町1

肝属郡南大隅町2

志布志市1

指宿市4

南さつま市3

南九州市4

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